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RE:Work Lab Summit2024 WEBレポート 「仕事≠職場に行く」。9万時間のやりがいを提供できるか
突破口は“Simple, Smart, and Sustainable”にあり
ロジクール

人工知能(AI)によって、生産性や仕事の進め方が大きく変わった。今や仕事を「再定義」する必要が出てきている。新たなビジネス環境の下で、どこで、どのように働くか。価値観が大きく変わりつつある中、ロジクールの黒澤めぐみ氏は改めて、仕事の進め方とワークプレイスのあり方について再考していく。

新たなビジネス環境下で、いかにポジティブな影響をもたらすか

黒澤 めぐみ 氏

ロジクール
法人事業本部 マーケティング部
マーケティングマネージャ
黒澤 めぐみ 氏

柔軟な働き方は、今や必須となっている。黒澤氏は、「AIによって生じた大きな環境の変化、気候変動対策の必要性や、従業員との信頼関係の維持が不可欠になった情勢が、ビジネスに影響する大きな潮目となってきています」と現在の状況を説明する。

黒澤 めぐみ 氏

ロジクール
法人事業本部 マーケティング部
マーケティングマネージャ
黒澤 めぐみ 氏

「仕事はするものであって、職場に行くことではありません」と述べる黒澤氏。オフィスだけでなく、自宅やカフェ、オフィス内のフォーカスルームや会議室などのあらゆる場所が「職場」になりう得ることを示し、ワークプレイスは無数にあるという認識を持つことが重要と説く。

1日の中で、仕事とプライベートな時間のボーダーラインが薄まってきている現状もある。生涯で仕事に費やす時間は9万時間ともいわれる。そうした中で従業員が達成感や、やりがいを感じる働き方ができる環境を提供し、ビジネスにポジティブな影響が出るようにしなければならない。

しかし、実態はどうか。「40%以上のナレッジワーカーが週3~4日のリモートワークを、28%がフルリモート勤務を希望しているのに対し、それを許容する企業はわずか14%にとどまっています」(黒澤氏)。※¹また、出社した方が適切に評価される「近接性バイアス」の懸念という課題もある。コミュニケーションに用いるカメラやマイクなどの設備投資が「不足している」と回答した企業も、57%と半数を超える。※²

※¹出所:EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社「EY 2024 Work Reimagined Survey」より (2025年3月)
※²出所:2025年6月 ロジクール調べ (調査協力:クロス・マーケティング)

リモートワークではなく出社が必要とされているのは、メンバー間のコミュニケーションや一体感といったエンゲージメントが生まれやすいことが理由とされるが、黒澤氏は「出社しなくても従業員のエンゲージメントを得ることはできます」と力強く述べる。

「どのように」働くかから、「なぜ」そのように働くべきか。ドラスティックな変化が起きている今、人材優位性を担保するには、多様で分散した従業員を引きつけられるような一体感と、前向きな思考を促進する文化を醸成していく必要がある。いつ、どこで、どのように働くか。これらの価値観に変化が起きており、かつ変化のスピードはどんどん速くなってきているのだ。

変化に対応していくためには、様々なツールやワークスペースを準備しなければならない。一方そこには、業務の要件の調整、従業員のニーズへの対応、ワークフローの最適化、ワークスペースの割り当て、ハイブリッドワークの効率的な管理、持続可能な職場環境などを実現できるかといった、悩ましい課題がある。

キーワードとなるのは「3つのS」

ロジクールでは“Simple, Smart, and Sustainable”という、「S」を頭文字に持つ3つのキーワードで、これらの課題に対応する。“Simple”にユーザーが直感的にエクスペリエンスを得られるように簡素化し、AIなどの新たな技術を活用して効率化や生産性を最大にする。続いて、あらゆるワークプレイスにコラボレーションを支援するツールを“Smart”に提供する。

そしてロジクールは、“Sustainable”をあらゆる設計方針の中核に据えている。再生可能な電力を購入して資源と廃棄物の管理が行える工場で製品を製造しており、原材料にはリサイクル素材やリサイクル可能な素材を使用している。また、消費電力を削減できるように設計され、製品寿命を延ばすことで廃棄物の削減に貢献している。これら「3つのS」を軸に、ワークプレイスでのエクスペリエンスの刷新を進めていく。

ロジクールが「3つのS」の先に見据えるのは、ワークプレイスでのエクスペリエンスの刷新だ。その達成に向けて「AIの時代に沿った働き方」「場所を選ばない働き方」を実現し、「誰もが最善を尽くす」ことのできる環境を、企業と社会に向けて提供していく

ロジクールが「3つのS」の先に見据えるのは、ワークプレイスでのエクスペリエンスの刷新だ。その達成に向けて「AIの時代に沿った働き方」「場所を選ばない働き方を実現」し、「誰もが最善を尽くす」ことのできる環境を、企業と社会に向けて提供していく

黒澤氏は“Simple, Smart, and Sustainable”という「3つのS」を実現しているロジクールの製品の例として、会議室やデスクの空き状況をマップで表示して予約できるシステムで、遠くからでも表示された色で空き状況が分かり、そのままタッチで予約できる「Tap Scheduler(公式)」、あらゆるワークスペースですぐにリモート会議が行えるカメラ「MeetUp 2」などを紹介した。

「コラボレーションやコミュニケーションを円滑に行うためには、オフィスや会議室に加えて、従業員が使用するカメラやヘッドセットの質もとても重要です」。そう黒澤氏は改めて強調し、講演を終えた。

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