




地熱発電設備でも日本のノウハウが優れています。それは日本のメーカーが強い分野です。実は私が地熱発電の存在を知ったのは、学生時代に東芝で研修を受けていた頃です。大きなタービンを見て「これは何ですか」と聞いたら「地熱発電に使うものだ」と教えられて、そこで地熱発電に興味を持ちました。
歴史があるんですね。
しかし、他国の技術も進化していますから、日本が一層貢献するには、日本にはこういった技術がある、どんどん新しい技術を身につけているということを、もっともっとしっかりと東アフリカの国々に対して見せていかなければならないと思っています。
もっともっと、企業のアピールが必要ということですね。
はい、そうです。例えば地熱発電というのは、発電量あたりのCO2排出量が少ない発電方法です。ですから、日本が海外での地熱発電を支援することは、安い価格でCO2の削減することに繋がります。
なるほど、温暖化対策という側面もあるんですね。日本は2011年3月11日の東日本大震災以降、発電を火力に頼ることでCO2を多く排出していますから、導入できれば大きなメリットと言えます。
そうですね。それだけではなく、日本にも有益な点があります。日本の支援でケニアを中心とした東アフリカの国々が成長すれば、そこで暮す人たちの生活も豊かになります。生活が豊かになれば日本の製品を今以上に買うようになるでしょう。ということは、日本がエネルギーに関して支援を続けていれば、その国の人たちは、日本に親しみを持つということに繋がるでしょう。
なぜ日本がアフリカを支援するのかという疑問に対する答えは、これですね。支援したことは、ぐるっと巡って戻ってくるんですね。