【クリエーティブ部門 最優秀賞|パナソニック】日経BP Marketing Awards 2017

「日経BP Marketing Awards」は、日経BP社のメディアやコンテンツ、イベント運営などの機能を存分に活用した、クライアントの皆様のさまざまなマーケティング活動を表彰するものです。

受賞者インタビュー

パナソニック お客様の思いを照明技術で具現化する
照明エンジニアリング力を
事例を通じて発信

写真:梶谷 美穂子氏

梶谷 美穂子
パナソニック株式会社
エコソリューションズ社
宣伝・広報部 セールスプロモーション課 主務

安達 最初に梶谷さんとお会いしたのは、ちょうど1年前でしたね。今回、クリエーティブ部門の最優秀賞を受賞されたLED広告の制作準備段階で、どのように展開していくか思案されている時期でした。そこで、相談を受け、「日経アーキテクチュア」に掲載するにあたっての訴求方法などをお話しするという部分を担ったわけですが、改めてもともと抱えていた課題についてお聞かせください。

梶谷 LEDが市場に導入されて10年以上経ちますが、LEDが選ばれる基準は、いまだに「省エネ」や「明るさ」といったところにとどまっているように感じます。弊社では長年、人と光の関係を研究しており、従来光源では実現できなかったことをLEDで実現し、光の価値を高めています。LEDは、省エネ、明るさだけではなく、人々の暮らしや社会をより豊かにできる光へと進化してきました。その光の価値を世の中に伝えていきたい。そんな思いが根底にありました。弊社ならではのハードやソフトの技術にエンジニアリング力を掛け合わせ、LEDの可能性をさらに拡げていき、お客様の思いを具現化できることを建築にかかわる方々にお伝えしていく。そして、2020年に向けての街づくりが進む中で、LEDをより効果的に活用していただけるような発信をしていくことが課題と感じていました。

プロフェッショナルに向け
エンジニアリング力をアピール

写真:安達 功

安達 功
日経BP社
執行役員
日経BP総研
社会インフラ研究所長

安達 「日経アーキテクチュア」はB to Bのメディアですから、プロの方々にきっちり訴求したいというご希望をお持ちでしたよね。私自身も建築の実務をしておりましたので、その視点も交えながら最初に梶谷さんにお話ししたのは、「読者は開発ストーリーを好む」ということでした。デザインの美しさを伝えることは必要条件ですが、そこにパナソニックのエンジニアリング力を埋め込んで伝えることで、パナソニックと組んだらこんなこともできるのかと思ってもらえるのではとお話ししました。そして今回、導入事例を美しくビジュアル化した中に開発ストーリーを巧みに盛り込んだ素晴らしい広告を制作され、5回のシリーズとして展開されたわけですが、そこに至った経緯や工夫点をお聞かせください。

梶谷 建築設計のプロフェッショナルにLEDをどのように訴求していけばいいのか仮説は立てていたものの、確証を持てずにいましたが、安達さんにご相談したことでそれが確信に変わりました。また、自分なりに設計者の照明に対する興味ごとは何なのかを探り、訴求の方向性を見極めていった結果、今回のような形になりました。特に苦労したのは、空間づくりへのお客様の思いを汲み取りながら、弊社が具体的にどのようなLED技術でサポートしていったのか、それがきちんと見えるように訴求ポイントをまとめなければならなかったことですね。
 また、弊社のエンジニアリング担当の具体的な活動内容は、まだまだ設計者の皆様に浸透していないため、一般的な営業マンと思われがちです。実は、技術営業であり、その背後にもたくさんのエンジニアがいる。そういったエンジニアの役立ちをいかに伝えていくかも課題でした。広告なのでキャッチーでなければいけないし、かつプロの方々に刺さる具体的な内容も盛り込む必要がある。そのバランスに苦心しました。

安達 かなり難しいタスクだったのではないかと思いますが、キャッチコピーや簡潔にまとめられた照明技術の解説、図面情報などを用いて、パナソニックの開発力や提案力をうまく表現しているなと思います。また、ビジュアルにもインパクトがありますが、5つの導入事例はどのようなポイントで選ばれたのですか。

梶谷 2020年に向けての街づくりの中で、弊社が幅広くお役立ちできるというアピールをするため、商業施設、空港、美術館、オフィス、庭園と異なる建造物を選び、市場にバリエーションを持たせました。その中で、ビジュアルのインパクトはもちろん、お客様の思いを汲み取った上での技術の使い方がなされているか、照明技術によって、その空間を訪れた人々に、新しい体験を感じさせる役立ちができているかを重視して選びました。

社会課題に対応するという切り口で
LED技術を発信していきたい

安達 5回のシリーズを終えて、どのような手応えを感じていますか。また、今後はどのような展開を考えていますか。

梶谷 パナソニックのエンジニアリング力を訴求できたことはもちろん、実際にエンジニアリング担当を登場させたことによって、お客様にリアリティを感じていただけたようで、たくさんのお問い合わせをいただき、営業機会の創出につながったと思います。
 これからは訴求対象を拡げて、オフィスや商業施設のオーナーなどにも、「LEDは人々の暮らしや社会を豊かにする力がある」ことをアピールしていきたいですね。LED技術から生み出される光の価値は、たとえば「働き方改革」といった社会課題解決にも貢献できるものです。今後も「人への役立ち」「社会課題の解決」ということに主眼を置いて、LEDの価値を広く伝えていきたいと考えています。

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