安全で信頼性の高いローカルAI
銀行、保険、自治体が活用
日本HP
エンタープライズ営業統括
エンタープライズ第一営業統括営業戦略本部 本部長
松本 英樹氏
多くの日本企業がAI導入を進めているが、経営改善の効果を出せないという声が多い。「成果が出ない企業の約半数はAIに学習させるデータの品質が低いと言われています」と、日本HPの松本氏は問題点を示す。企業が持つ文書の9割はAI向け学習データとして構造化されておらず、特に経営会議の議事録、株主向け資料など、経営層が扱う機密情報が該当するという。そのため、意思決定の遅延や残業コストの増大といった弊害が生じている。
日本HP
エンタープライズ営業統括
エンタープライズ第一営業統括営業戦略本部 本部長
松本 英樹氏
活用が進まない要因の1つとして、企業が機密情報の漏えいを心配し、クラウドAIにデータを学習させることへの抵抗があるからだ。そこで日本HPは、ローカル環境で安全にデータを処理できる「SolarBox」を2026年5月にリリースした。「SolarBox」は、海外で多くの導入実績を持つUpstage AI社のAI技術を採用しており、これまで活用困難であったデータを企業経営に役立つ経営資産にステップアップさせる。デジタル文書や写真に加え、高精度のOCR機能により手書き帳票にも対応が可能だ。「AI処理が正確かつ非常に高速で、ハルシネーション(誤情報)のない出力が好評です」(松本氏)。「SolarBox」は買いきりでトークンコストがかからず、ローカル環境で文書を構造化・理解することで、機密情報を外部に出さずに高速・高精度なAIを安心して利用できるのが特徴だ。
海外では既に導入が進んでおり、銀行では融資審査の時間を7割削減した実績もある。保険金の支払額算定では、調査員の手書きメモをOCRで読み取り効率化。個人情報の扱いが多い自治体や病院でも重宝されている。
日本HPは拡販に向け、SIerと提携して顧客の開拓を進め、研修やPoC(概念実証)の実施にも取り組む。「AI活用の前段階となるデータ処理の重要性を訴え、セキュアなローカルAIソリューションの普及を推進します」(松本氏)
契約書、請求書、財務諸表、監査レポート、メールなどの複雑な文書群をAIが高精度で処理。レイアウトや意味・目的を理解した上で業務に即した出力が可能
2026年3月3日 Partner Session動画
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