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Oceanic Constellations事例

海洋という新たな領域でHILSを活用
「海の衛星群」構築に挑む

無数の人工衛星が地球の軌道上を飛び交う一方で、なぜ地球の表面積の約7割を占める海のデータを集める“衛星”がないのか――こうした疑問から、24時間365日、無人で自律的に海洋データを収集する「海の衛星群」の構築という壮大なテーマに挑むスタートアップがOceanic Constellationsだ。同社が開発を進める自律航行型のUSV(Unmanned Surface Vehicle:水上ドローン船)の詳細について、執行役員の小島修一郎氏に聞いた。

宇宙から海へ、異色の創業メンバー

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Oceanic Constellations
執行役員 モデルベース開発・シミュレーション担当
小島 修一郎

Oceanic Constellationsの設立の経緯を教えてください。

小島当社の共同代表の本田拓馬は、前職の総合商社で宇宙事業に長年携わっていました。近年、宇宙では様々なセンサーを搭載した観測衛星や、「Starlink」のような通信衛星が確固たるインフラとして機能し始めています。一方、IT企業を自ら創業した経験を持つもう1人の共同代表の小畑実昭は、かねてより海のデータ不足に問題意識を抱いていました。「衛星と同じようなインフラを、海や海面に展開したら面白いのではないか」と2人の問題意識が重なり合ったことが、当社の「海の衛星群」というコンセプトの原点です。

 その後、2人で議論を重ね、「海洋上のハブとなり、海のデータ不足を解決する」ことを目指して、2023年11月に設立に至りました。

創業メンバーには多彩な人材が集まっているそうですね。

小島人とのつながりの連鎖で、今の当社があります。私自身も、現在CTOを務める井上智之からの誘いが入社のきっかけです。井上は、以前私が勤めていた自動車メーカーの同期入社で、一緒に燃料電池車の開発や、海外メーカーとの共同開発プロセスの策定に携わっていました。他にも、ゲーム業界でトップクラスの実績を持つエンジニアなど、非常に多彩な人材が集まっており、現在はリファラル(紹介)採用を中心に40人弱の規模にまで成長しています。