講演

アビームコンサルティング

アビームコンサルティングが語る、データ駆動型変革の要諦データ駆動型変革の推進に
製造業はいかに取り組むべきか

データ活用を起点に業務や事業の変革を進めようとする企業は、ルール策定やガバナンスの強化、システムの構築などから着手しがちだが、変革への近道は、産業や事業の理解とデータ活用の理解を深めることにある。

業務や事業の姿と同時に、
データ活用のあり方を考えていく

アビームコンサルティング
執行役員 プリンシパル
未来価値創造 戦略ユニット長
橘 知志 氏

今日の企業には、データ活用を起点としたビジネスや事業、業務の変革が求められている。「『データ駆動型変革』に対する製造業のリアルな温度感としては、例えば人手不足を補うようなロボットや自動化設備の導入などは比較的進んでいます。ただ、デジタルツインや工場データと設計開発データの連携などは検討対象であっても、実際に取り組みに着手しているケースは少ないというのが実情です」とアビームコンサルティングの橘氏は指摘する。

多くの企業が取り組むデータ駆動型変革のパターンとして、「単一業務領域のデータ利活用」と「全社型のデータ利活用」の2つがある。まず、スマートファクトリーの導入などの単一業務領域について、「この領域での進め方としては、変革の対象となる業務や事業の姿と、データ活用のあり方を、同時に考えていくことが肝要です」と橘氏。

具体的には、業務シナリオの整理からシステム構成の検討、システムの設計・実装、そして業務への導入・定着に至るプロセスの中で、業務課題を踏まえたデータ活用の可能性を見極めた上で、必要なデータ項目とデータの処理ロジックを整理する必要がある。また、システム構成についても、データの所在調査およびデータをどう活用していくか、加えてデータをいかに収集し、どのような形でシステム化していくかを併せて検討する。これらを併せて検討していくことで、先に述べた業務課題解決のプロセスにおいてデータ活用の仕組みづくりで頓挫することなく、成果をより確実なものにすることができる。

部門横断のユースケースにひも付けて、
推進体制を創り上げる

複数部門を跨ぐような全社型でのデータ利活用でキーワードとなるのが「ユースケース駆動型」だ。つまり、最初にルールづくりやガバナンスの強化、あるいはデータベースの整備などに着手するのではなく、社内の複数部門が関わるユースケースを検討し、それにひも付く形でルールづくりや体制、データ活用基盤の構築を考えていく方法だ。ユースケースを起点に考えていくことで、対象とするユースケース実現に必要がない検討事項を排除し、スピード感を持った推進につながる。

「その実践において、社内を巻き込んでいくためには、『なぜ取り組むのか』『どういうことに取り組むのか』『そこで取るべき方針とはどのようなものか』といった、いわばマスタープランを文書化した価値観の共有に努めることが重要です」(橘氏)

マスタープランによる価値観の共有を行うことで、部門間や経営と現場の衝突を避け、全社一体となった推進につながる。

アビームコンサルティングでは、製造業をはじめとする広範な顧客に対し、様々な変革領域の価値創造に向けた、伴走型支援を行っている。変革を目指す企業にとって頼れる共創パートナーといえるだろう。

データ活用シナリオを整理し、活用イメージや効果を想定した上で、必要な仕様を検討・実装して業務に落とし込む。これにより確かな成果発現が期待できる

アビームコンサルティング

URL:https://www.abeam.com/jp/ja/

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