講演

ダイキン工業

製造業の課題、「DXミドル」の攻略に向けて業務部門を主体とした
現場DXを推進せよ

かねて多くの企業では、基幹システムの整備を中心にDXへの取り組みを続けてきた。しかし、製造業ではカバーしきれていない「DXミドル」と呼ばれる領域が数多く残っている。業務部門の主導による「業務横断型のDX推進」が今まさに求められている。

省力化や個別業務の置き換えから
現場の業務横断での最適化へ

ダイキン工業
電子システム事業部
製造業ソリューショングループ
ソリューション企画
マネージャー
高村 賢一 氏

DXの必然性が喧伝けんでんされるようになって久しい。「その間、基幹システムや基盤システムの整備など大型投資を伴うプロジェクトが一段落してきており、次なるステージとしてDXの波が向かおうとしているのが、業務部門が主導する現場DXの領域であると考えます」とダイキン工業の高村氏は語る。

特に製造業の業務部門においては、折からの就労人口の減少に伴う人手不足をはじめとする様々な課題に直面し、事業環境はさらに厳しさを増している。そこでは、経済産業省の公開する『ものづくり白書』(2024年版)にも述べられている通り、「製造現場の業務プロセスの全体像を熟知した上でデジタル実装を進めること」が求められる。

「すなわち、これまでのデジタルによる省力化や個別業務の置き換えから、業務上の課題解決をさらに深く意識した業務横断の最適化を、DXにより図っていくフェーズへと移行してきているものといえます」と高村氏は説明する。

業務横断的な視点に立脚して
「DXミドル」領域の課題解消を

特に製造業では、設計から製造、販売、アフターサービスに至る様々な業務プロセスが、連携しながら付加価値を生み出している。取り組みが先行しているERPやCRM、PDM/PLM、MRPやMESといった基幹システムでカバーできる領域は、思いの外小さい。「デジタル化の恩恵が十分に届かず、個別最適化されたままの業務、つまり『DXミドル』と呼ばれる領域が数多く残っています。製造業の多くが、業務横断的視点からそうした領域のDXを進めていきたいと考えています」と高村氏は強調する。

 

もっとも、業務部門主体でDX構想を練ると問題が発生しがちだ。具体的には、業務部門は足元の業務課題を熟知しているが故に、現状で目立つ課題を断片的に解決していくことに執心したり、「あれもやる、これもやる」という総花的な取り組みに陥り、結果として目指す成果が省力化のみとなってしまうことが懸念される。

これに対しては、業務を熟知している現場部門ならではの知見を基に、ありたい未来を実現するための問題解決のストーリテリングを行って、現状理解から問題の洗い出し、課題に対する対策の整理、方針化を順次行って、DXの取り組みを実践していくことが肝要である。

製造業発のITソリューションで
DX推進を支える

ダイキン工業の電子システム事業部は、各種業務パッケージソフトウエアの開発、販売を行うセクションだ。帳票・ワークフローツールである「SpaceFinder」や、ものづくり業務アプリ開発基盤である「Smart Innovator」といった製品もそこに含まれる。

「ソフトウエア提供の傍ら、これら製品も活用しながら、製造業各社のQA変革やECM変革などを支援してきた実績も豊富に有しています。蓄積してきた知見に基づき、DX構想の策定から課題の解決までを伴走型で支援することが可能です」と高村氏は説明する。もちろんそこには、製造業であるダイキン自身のDX推進において培われたノウハウがふんだんに投入されていることはいうまでもない。

現場業務プロセスの効率化に貢献するソフトウエア製品の提供に加え、製造業各社のQA変革やECM変革の支援実績も豊富。製造業各社におけるDX構想の策定から課題解決までを伴走型でサポートする

ダイキン工業 製造業向けITソリューション

URL:https://www.itec.daikin.co.jp/manufacture/

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