──英国のエネルギー・セキュリティに関する考え方、目指す方向をお教えください。また、原子力、再生可能エネルギー、省エネルギー、熱利用、コージェネレーション(熱電併給)システムなどに関しては、どのような政策や戦略を進めているのでしょうか。
デイビー: エネルギー・セキュリティは、非常に重要です。それを担保するためには、発電所のほか、ガスや石油といった燃料も確保しなければなりません。私たちは、そのための政策を打ち出していきます。

デイビー大臣は、「気候変動に対応することが、まさに最もエネルギー・セキュリティにつながる」と強調する
現在、老朽化した発電所が停止されて閉鎖状態となっています。また、北海の石油やガスが減少してきているため、輸入量が増加傾向にあります。よって、我が国では、エネルギー・セキュリティを優先課題として捉えています。
しかし、見方を変えれば、気候変動に対応することが、まさに最もエネルギー・セキュリティにつながるわけです。低炭素の発電、例えば、原子力や再生可能エネルギーは、燃料の輸入に頼ることなく電力を生産することができます。ですから、エネルギー・セキュリティ戦略の中核に、低炭素戦略を位置づけているのです。
電力市場においてインセンティブを加えて、原発を増やしていくことを考えています。原発は重要であり、それを運用する際の安全性については多く学んでいます。そして、多くの人や多くの企業に参加いただきたい。日本企業も、原子炉開発などの面で参加してほしいと考えています。また、再生可能エネルギーの活用も推進してきました。特に海上の風力に注力しています。