インタビュー

日本の環境・エネルギー技術に期待 安全確保を前提に原発も貢献

日本の環境・エネルギー技術に期待 安全確保を前提に原発も貢献
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2013年7月1日(月)公開
構成・文/中村実里 写真/加藤康
 

2012年に開催されたロンドン五輪では、コージェネレーション(熱電併給)システムや再生可能エネルギーなど最新の環境・エネルギー技術を駆使したグリーンなオリンピックを実現。日本が進める電力システム改革を評価するとともに、再エネや熱利用から原発まで、日本の優れた技術力に大きな期待を寄せる。

環境・エネルギー技術を駆使したロンドン五輪

──ロンドン五輪では、オリンピック・パーク・エネルギーセンターに3300kWのコージェネを合計3台導入し、五輪の会場や選手村に電力、熱、地域冷房を供給したと聞いています。このコージェネ導入の狙い、エネルギー政策との関連などを、お教えください。

エドワード・デイビー大臣(以下敬称略):ロンドン五輪では、世界で最もグリーンなオリンピックの開催を目指して、さまざまな新しい環境技術を採用しました。古い技術をより効率化させたものも多数導入しました。これは、2020年の再生可能エネルギー導入目標を達成する取り組みの一環です。電気、暖房、輸送などで再生可能エネルギーを積極的に導入しました。

 EU(欧州連合)は、再生可能エネルギーの指令を出しています。各国がそのEUの目標達成に向けて取り組みを進めていますが、我が国については、2020年までに最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合を、15%まで高めることが義務づけられています。この達成には、少なくとも全発電量の30%を再生可能エネルギーで賄う必要があります。また、地域暖房やコージェネ、太陽熱など様々な技術の導入を進めていこうとしています。

 様々な技術を視野に入れて取り組む利点の1つは、多様性を持てることにあります。1つに依存し過ぎないことがエネルギー・セキュリティを確保する上で重要です。また2つ目の利点は、市場での競争を生むこと。これにより価格を低減させていく必要があるのです。

 
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プロフィール
エドワード・デイビー(Edward Davey)氏

エドワード・デイビー(Edward Davey)
英国エネルギー・気候変動大臣、自由民主党議員
1965年生まれ。ロンドン大学バーベック校卒(経済学修士)。自由民主党の経済研究員として勤務した後、郵便サービス・セクターのコンサルタントなどを経て議員に。その後、影の内閣にて財務副大臣、教育技能大臣、外務大臣などを歴任。2010年5月、ビジネス・イノベーション省労働及び消費者事業担当政務次官に任命される。2012年2月より現職。