──ロンドン五輪では、オリンピック・パーク・エネルギーセンターに3300kWのコージェネを合計3台導入し、五輪の会場や選手村に電力、熱、地域冷房を供給したと聞いています。このコージェネ導入の狙い、エネルギー政策との関連などを、お教えください。
エドワード・デイビー大臣(以下敬称略):ロンドン五輪では、世界で最もグリーンなオリンピックの開催を目指して、さまざまな新しい環境技術を採用しました。古い技術をより効率化させたものも多数導入しました。これは、2020年の再生可能エネルギー導入目標を達成する取り組みの一環です。電気、暖房、輸送などで再生可能エネルギーを積極的に導入しました。
EU(欧州連合)は、再生可能エネルギーの指令を出しています。各国がそのEUの目標達成に向けて取り組みを進めていますが、我が国については、2020年までに最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合を、15%まで高めることが義務づけられています。この達成には、少なくとも全発電量の30%を再生可能エネルギーで賄う必要があります。また、地域暖房やコージェネ、太陽熱など様々な技術の導入を進めていこうとしています。
様々な技術を視野に入れて取り組む利点の1つは、多様性を持てることにあります。1つに依存し過ぎないことがエネルギー・セキュリティを確保する上で重要です。また2つ目の利点は、市場での競争を生むこと。これにより価格を低減させていく必要があるのです。