インタビュー

エネルギー関連技術を世界へ 新市場を創造する成長戦略を

エネルギー関連技術を世界へ 新市場を創造する成長戦略を
2013年6月3日(月)公開
構成・文/中村実里 写真/加藤康
 

日本のエネルギー関連産業は今後、どのような方向に進み、それが産業全般や経済に、どう影響していくのか。政府が進めるエネルギー基本計画の見直しや電力システム改革の方向性と、それに連動するエネルギー関連分野の成長戦略の具体策について、佐藤ゆかり経済産業大臣政務官に聞いた。

抜本から見直すエネルギー基本計画

──国の中長期的な政策の方向性を定める「エネルギー基本計画」について、見直しの議論が進められています。検討にあたって重視している点を教えてください。また、前政権での方針や、2010年に改定した内容とどのような点が異なってくるのでしょうか。

佐藤ゆかり政務官(以下敬称略):エネルギー基本計画は、年末に向けて策定する見込みです。今回は、一昨年の「3.11」、東日本大震災を受けての見直しとなりますので、当然ながら抜本的に中身を変えていかなければならないという認識でおります。また、「2030年代までに原発稼働のゼロを目指す」とする前政権での方針については、ゼロベースで見直します。

 重要なのは、震災以降の原発再稼働の問題を受け、コストの低減を目指しながら、エネルギーの安定供給をいかに確保するかという観点で基本政策を打ち出し、今後のエネルギーに関する中長期的な政策の軸や方向性を示していくことです。

 
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プロフィール
佐藤ゆかり政務官

佐藤ゆかり(さとう・ゆかり)
経済産業大臣政務官、自由民主党・参議院議員
1961年東京生まれ。上智大学から米コロンビア大学に編入し、88年に修士号(M.I.A.)取得(開発経済学専攻)。その後、米ニューヨーク大学大学院で98年に(Ph.D.)取得(金融経済学専攻)。日興コーディアル証券会社、J.P.モルガン証券会社、クレディスイス証券会社のチーフ・エコノミストを経て、2005年に衆議院議員に初当選。2010年からは参議院議員、2012年12月から経済産業大臣政務官。