アジア太平洋学部 3回生
白川芽吹さん

香川県出身の白川芽吹さん。高校1年の時から国際関係や政治を学びたいと思い、日本全国の国際大学を実際に見に行ったそうです。なかでも一番心を引かれたのはAPUでした。留学生とのディスカッション、ルームシェア……さまざまな「異文化での学生生活」を経て、白川さんの視点はさらに海外へと向けられています。
APUを知ったのは、高校1年の時。国際関係や政治を学びたくて、いい大学がないかなと調べた時に、まずたどり着いたのが秋田の国際教養大学でした。次に立命館大学の京都キャンパスにある国際関係学部を見つけて、立命館もいいなと思っていたんです。そうしたら、母が「立命館だったら、大分・別府のAPUがすごく国際的みたいだよ」と教えてくれました。
なぜ、国際関係や政治を学びたいと思ったのか。私の母の影響なんです。母の仕事をそばで見ていて、日本の政治に触れる機会があったのですが、なんだか日本の政治って息苦しいなあ、なんだか閉じ篭もっているなあ、と素朴な感想を持っていた。では、世界の政治はどうなってるの? 外国と日本とはどういう国際関係があるんだろう。そんなことに興味を持つようになったんです。
というわけで、高校1年生の夏休み、早速APUのオープンキャンパスに参加しました。
山の中腹のキャンパスに着いたときは霧がすごくて前が見えない!
「えらいところに来てしまった……」と思ったんですけど、出迎えてくれた学生のみ皆さんはすごく活気があって、面白かった。直感的に「ここがいいな、ここに入りたいな」と思ったんです。それから、高2、高3と毎年オープンキャンパスに参加しました。
その間、他の大学も見学に行きましたが、やっぱりどこよりもAPUがよかった。
なんといっても、こんなに留学生が近い大学はありません。授業も、食堂も、隣に留学生がいるのが当たり前。留学生用の別プログラムがあるのではなくて、日本人学生と同様、同じ学生として学んでいる。しかも、APUハウスでは留学生と日本人が一緒に住むことができる。「留学生と友だちになった」というのは珍しいことではなく、友だちになった子がたまたまドイツ人だったとか、タイ人だったとか、そういう感じなんです。
入試はAO入試の活動実績方式で受けました。高校時代、吹奏楽部に所属していて、マーチングの全国大会に出場した実績をアピールしたんです。楽器はトランペット。
無事試験に合格して入学する際、APUにも担当楽器のトランペットを持ってきました。サックスを持ってきた子とトロンボーンを持ってきた子の3人で、夜景を見ながら3重奏をしたこともあります。別府の町を見下ろす眺めが、とてもいいんですよ。
APハウスのシェアメイトはタイ人でした。留学生は秋入学が多いのですが、彼女は春入学で、1年間ずっと一緒に住むことができました。
APハウスを出た今も、彼女とは同じマンションでお隣さん同士。それくらい、仲良くなりました。
彼女と同室になって一番びっくりしたのは、毎晩お祈りをすること。彼女は敬虔(けいけん)な仏教徒だったんです。これってきっと、家族しか見ないはずの行動ですよね。ああ、本当に距離が近いんだと思いました。そして、タイは宗教が根付いている国なんだ、とも。
あとびっくりしたのは、彼女は大学に入るまで、掃除、洗濯、料理をしたことがなかったんです。親のお手伝いすらしたことがない!お手伝いさんがやってくれていたんですって。だから最初は私が掃除も洗濯も教えました。3年たった今の彼女は家事はなんでもお手の物。料理なんて私よりはるかにうまいんです。
APハウスでは大学事務局が主催する、京都ピースツアーというものがあります。
APUの学生約80人と立命館の京都キャンパスの大学生、あと立命館系列の高校生と一緒に、京都に行って平和について考えるツアーです。
その計画や引率を全部任されるのがリーダーズという組織。私は、そのリーダーズに参加することにしました。ツアーは12月にあるんですけど、7月くらいからずっと準備をします。
リーダーズは7人が留学生、6人が日本人学生。でも日本人学生のうち4人は帰国子女。私といえば、香川でうどんを食べ続けて育った生粋の日本人。もう、うどんのことしか分からないわけです(笑)。というのは冗談ですが、英語は辛うじて意思疎通ができる程度。留学生のようにどんどん主張することはできません。テンポが速すぎて、誰かが意見を言うと、他の人がすぐ「それは違う!それはこういう理由だから」と反論する。私はただ唖然とするだけでした。
初めのうちは「そんなに言わなくてもいいのに」と、ショックを受けることも。でも、やっぱり意見を言い合うことで、この人の意見とこの人の意見をミックスしてみたら、もっといいアイデアになるなど、グループで物事を進めるいい効果が生まれてきました。
結果、ツアーは大成功。参加者からも「すごくよかった!」という声が聞かれました。
最後には、「メブキは英語の発音ももちろん、内容もすべてが誰よりもよかったよ!」というフィードバックを留学生の子にもらって、すごくうれしかったですね。
今は、アジア太平洋学部(APS)で、高1の時から目指したように国際関係や政治を学んでいます。これまでとった授業の中でよく覚えているのは、人気が高くてなかなか受講できない「平和学」という授業。
そこでは、妥協でも中間でもなく、よりよい案を目指すという「超越案」について学びました。ぶっ飛んだアイデアでもいいので、一番自分たちの思いがかなうところを目指すという考え方です。
今、いろいろな課外活動をしている時も、どちらかが折れるのではなく超越案を目指そう、とよく使っています。
今年の秋からは、韓国の高麗大学に大学の交換留学で勉強しにいきます。そこで、太平洋戦争時の日本占領下のことを調査したいと思っているんです。韓国の、リアルな現地の歴史観を知りたい。
APUにも韓国人はたくさん来ていますが、同世代の人しかいません。50代、60代、戦争の経験がある世代など、いろいろな世代の意見や考えを向こうで聞いてみたいんです。難しい調査になるだろう、ということは分かっています。でも、だからこそ挑戦してみたい。その結果を基に卒論を書きたいと思っています。
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田舎で世界を学べば、 「和の心」を持った国際人になります |
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「アジア太平洋」を丸ごとキャンパスに そこから未来のリーダーを輩出していく |
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APUは日本の中の「世界」でした
だからイノベーションが生まれ続けるんです |
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ため池にクヌギ林にシイタケにサンショウウオ! APUパワーで、大分・国東半島を世界農業遺産へ | |
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