日本で学んだ「助け合い」を、祖国ナイジェリアにも伝えたい

アジア太平洋学部 1回生
トマス・ブレシング・テミトペさん

トマスさんは、タイ育ちのナイジェリア人。小学校、中学校とバンコクのインターナショナルスクールで育ったこともあり、いろいろな国籍の人たちと一緒に学び、一緒に暮らすのが、彼女にとってはずっと「日常」だった。だからAPUにもすんなりなじめたそうです。そんな彼女がAPUで学ぶ理由は、いつか祖国ナイジェリアの子どもたちに豊かな教育環境を用意するため。APUで学んでいる日本の「助け合い精神」は、国際問題を解決する力を秘めています、と語ります。

眺めがいい、アメイジングなキャンパス

私はナイジェリア人ですが、幼い頃からタイで暮らしていました。父がタイの大学院に進学することになり、一家で引っ越したんです。母もバンコクの外れのパトュムターニーのAITインターナショナルスクールの教師になりました。

そんなこともあって、タイではインターナショナルスクールに通っており、そこにはベトナム、インド、ネパール、スリランカ、フィリピン、インドネシア、シンガポール、ケニア、アメリカ、ヨーロッパと、本当にさまざまな国・地域の人が集まっていました。

そう、まるでAPUみたいな環境だったんです。

タイのインターナショナルハイスクールで友達と一緒に

初めてAPUのことを聞いたのは、インターナショナルハイスクール時代のことです。高校では日本語の授業があったんですが、日本人女性が先生だったんですね。日本語の授業を受けていて、日本に興味を持った私に、彼女がAPUのことを教えてくれました。

「トマス、日本に興味ある? だったらとってもいい大学があるわ」

さっそく自分でもウェブサイトなどで調べてみました。留学生が学生の半分を占め、英語で授業を受けることができる。私にぴったりの大学だ。そんなわけで留学の審査を受け、入学を決めたのです。

2014年9月。最初にAPUに来たときは、「アメイジング!」でした。

だって、山のてっぺんにあるでしょ? バンコクは平野だから、山なんかありません。ナイジェリアも都市部はやっぱり平べったい。だから、海まで山が迫っていて、その上に大学がある、という景色がとっても新鮮だったんです。

私はキャンパス内にあるAPハウスの3階に住んでいるので、毎日窓からの美しい眺めを堪能しています。夜は、時々キャンパスをランニングしています。夜景もきれいなんですよ。

ランニングすることで、日本語の勉強のストレスも発散できます(笑)。高校時代から習っているけれど、日本語は文法が難しい。こうやって日本語でインタビューを受けるのもドキドキです。漢字、ひらがな、カタカナの3つの文字があるのもややこしい。ただ、漢字って一番好きですね。漢字はイメージで覚えやすいので、1つずつの漢字に絵をイメージして覚えています。だから、難しいけどできると思います。

2015年1月APUの学生企画イベント「APU African Week」での一枚

人々が親切であることは、国を変える力を持つ

APハウスの生活は、ベリーベリー楽しいです。

寮生はみんな元気。共同キッチンで一緒に料理もします。みんなそれぞれ自分の国の料理を作ってくれるので、寮にいながら世界中の料理が楽しめるんです。

私はというと……ナイジェリアの料理ではなく、簡単なカレーなどを作っています。え、タイカレーかって? 違うの。ジャパニーズスタイルの(笑)カレールウを使った日本のカレー。おいしいですよね。

いろいろな国の料理の中でも、私はやっぱり和食が好きです。寒い季節にみんなでワイワイ鍋を囲む、なんていう楽しみもここに来て初めて知りました。

APUって不思議な場所です。

いま世界では、いろいろな国と国の間で、摩擦や紛争が起こっています。日本も、ナイジェリアも。

でも、APUに来ると、それぞれの国の出身者は「国」単位でのいさかいごとをみんないったん忘れ、APUの仲間として一緒に暮らすようになります。国同士ではなく、あくまで個人として心を通わせることができる。すごく特別で、貴重な場だと思います。

たぶん、祖国を離れ、故郷を離れ、APUの学生として新しい生活を始める瞬間、みんないったんそれまでのしがらみとか自分の所属とかをリセットしちゃうからじゃないかな。○○人、じゃなくて、個人としてスタートを切る。そこで新しい友人をつくり、新しい環境で勉強する。新しいマインドセットで新生活を始めるんです。

日本人学生が、APUにやって来た私たち留学生に対して、とっても親身になってくれることも大きいですね。日本の習慣をいろいろ教えてくれるし、日本語も教えてくれるし、日本の遊びも教えてくれる。そうやって助けられると、自分たちも次にAPU にやって来た新入生を助けたい、親切にしたいと自然に思うようになる。優しさが連鎖していくのです。

親切であることは、シンプルですが、コミュニティ、ひいては国を変える力があります。

春休みにタイの実家に帰ったとき、母親に「半年APUにいただけで、ちょっと感じが変わったわね」と言われました。それは、もちろん良い方の変化です。日本文化に影響されて、私の態度や内面も変わったんだ、成長したんだと思います。

>> どこにいても私はナイジェリア人。いつか、母国の教育を変えてみせる

日本で学んだ「助け合い」を、
祖国ナイジェリアにも伝えたい
  ゼミはまるで国際会議
開発援助の可能性を、よりリアルに議論できます
人と違っているからこそ、面白い
それを教えてくれたのはAPUでした
  APUのネットワークは特別
困ったら絶対に助けてくれる、私も助ける
インドネシア人コミュニティリーダーとして
大分と別府に貢献していきたい
  ものすごく多くのチャンスがあって、自分の可能性を広げられる
それがAPU
入学と同時に「英語」漬けで、APUからポルトガルの大学へ で、分かった。うちの大学のグローバルぶりは世界一!   獣医さん志望だった私が、九州別府の国際大学とタイを往復するようになったわけ
別府のスナックから、新しい町の魅力を発信するプロジェクト、APU学生の「地域創生」、ご期待下さい!   僕が仲間と作った大分県CMと、APUのプロモーションビデオ、日本の皆さん、タイの皆さん、世界の皆さん、見てください
オープンキャンパスでAPUの説明をした高校生が翌年入学してきてくれて、再会したときの喜び、忘れられません   夢は、2020年東京オリンピックの通訳!
笑って、泣いて、日本語に磨きをかけたい
高1のサマーキャンプで一目惚れ
留学生とこんなに距離が近い大学は、他にない
     

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