人と違っているからこそ、面白い
それを教えてくれたのはAPUでした

アジア太平洋学部 4回生
清川恵史さん

小学生の頃から野球一筋だった清川さん。高校時代に部活を引退したあと目標を見失い、3回生の夏、文字通り「引き籠もり」になってしまいました。そこで出会った、APUという活路。国際色豊かな別府のキャンパスで、バングラデシュ人留学生とルームシェアして断食に挑み、登山部を創設したら、現役の米軍の軍人学生までが入部して、思いもよらない経験をたくさんしました。

引き籠もりだった僕が見つけた、"やりたいこと"が全部できる大学

僕は北海道にある立命館慶祥高校に通っていました。だから、APUは系列校としてもともと進学先として選択肢に入っていたんです。

昔から開発援助に興味があり、大学ではそれを専門に勉強したいという思いがありました。興味をもったきっかけは、小学校の社会の教科書に載っていた「ハゲワシと少女」の写真。スーダンで撮影された、餓死寸前の少女と後ろから付け狙うハゲワシの写真。ピュリッツアー賞を受賞するものの、撮影した写真家のケビン・カーターは「なぜ彼女を助けなかったんだ」と世界中から非難を受け、受賞3ヵ月後、自殺してしまいます。この写真に、子どもながらにすごく衝撃を受け、貧困で困っている人を救う仕事がしたいと思うようになったのです。

APUのアジア太平洋学部では、まさに開発援助の勉強ができる。そんな理由で、高校時代からAPUのことはなんとなく気になっていました。

ここで、ちょっと身の上話をしてもいいでしょうか。僕は小1から高3までずっと野球をやっていました。留学を考えたときもあったのですが、野球の練習を休む訳にはいかないので断念。生活のすべてを野球にかけていたんです。

高3の大会が終わったあと、何をすればいいのか分からなくなってしまいました。気分がふさいで、家に引き籠もる日々。そう、「引き籠もり」になっちゃったんです。周りの人が輝いて見え、「どうせ僕なんて、野球以外取りえがないし……」と劣等感に苛まれていました。一番ひどいときには両親と話をすることすら出来ませんでした。

当然、進路のことなんて考えられない。でも、このままではいけない、自分を変えたい、という思いは強くありました。そんな折に、思い切ってAPUで開催していた高校生向けのサマーキャンプに参加してみたのです。

僕はそれまで海外に行ったことがなかったので、この国際色豊かなキャンパスに度肝を抜かれてしまいました。英語はもちろん、なんだかわからない言語が飛び交ってるんです。話には聞いていたものの、行ってみるとやはりすごいところだと感じました。

留学したいという願いと、開発援助の勉強をしたいという願い。どちらも叶えられるのはここしかない。そう思って、入学を決めました。

ラマダンをめぐって口論。世界がすぐ隣にある寮・APハウス

1年目に住んだのはAPハウス、学内の寮です。バングラデシュから来た留学生とルームシェアをしたのですが、それがもう、大変でした(笑)。まずは言葉の壁。僕は英語ができない。そして彼は日本語ができない。意思疎通を図るのが一苦労なんです。

次にぶつかったのが宗教の壁。バングラデシュ人の彼は、ムスリム。つまりイスラム教徒です。イスラム教では、1年のうちで1ヵ月、ラマダンと呼ばれる期間に断食をします。日が出ている間は、一切の飲食を断つのです。

APハウスに住んでいた時の、バングラディッシュ人のルームメイトと一緒に

断食してるだけならいいでしょ、って? 彼らは断食している日中は、寝ているんですよ。そして夜に起き出して、仲間を呼んで騒ぐんです。僕は日中活動しているから、夜は寝たい。なのに、夜うるさくて眠れない。これには参りました。

僕は日本語で、「ちょっとその生活、おかしくない?」、彼は英語で、「昼は何もできないんだ。夜、友達と会ったっていいだろう!」と、大げんか。お互い譲らず言い合いました。言語の壁以上に文化の違いで衝突することのほうが多かったです。

でも、歩み寄るために、僕も、ラマダンの断食を体験してみたんですよ。そうしたら、2日でダウンしてしまいまして……。その年の、ラマダンは7月末から8月にかけて、一番暑い時期に行なわれました。北海道で育った僕は、九州の夏の暑さにもヘロヘロになっていたのに、その上断食、というのは厳しかった(笑)。

ちなみに、その壁をどう乗り越えていったか。

それはやっぱり、対話でした。お互い、授業が終わると、APUでは「下界」と呼ばれる別府の町にくりだすことはしないで、夜は部屋で過ごすことが多かった。けっこう2人でいる時間が長かったんです。当然いろいろなことを話します。

共同生活についての考え、授業の話、母国の話、気になる女の子の話……。カタコトの英語と日本語で、少しずつお互いの理解を深めていきました。そして、一緒に暮らしていく上での妥協点を探っていったのです。

APハウスでは、共同キッチンでみんな料理をするんです。他の人が作ってるものを、ちょっともらったりして、楽しいですよ。僕は、母親に作り方を教えてもらって、シチューなどを作っていました。ルームメイトはグリーンカレーをいつも作って、僕に分けてくれましたね。長期休暇後は、各国のお土産がずらっと並びます。お土産万国博覧会です。

>> 学生70人を率いて、セブ島の語学留学ツアーへ

日本で学んだ「助け合い」を、
祖国ナイジェリアにも伝えたい
  ゼミはまるで国際会議
開発援助の可能性を、よりリアルに議論できます
人と違っているからこそ、面白い
それを教えてくれたのはAPUでした
  APUのネットワークは特別
困ったら絶対に助けてくれる、私も助ける
インドネシア人コミュニティリーダーとして
大分と別府に貢献していきたい
  ものすごく多くのチャンスがあって、自分の可能性を広げられる
それがAPU
入学と同時に「英語」漬けで、APUからポルトガルの大学へ で、分かった。うちの大学のグローバルぶりは世界一!   獣医さん志望だった私が、九州別府の国際大学とタイを往復するようになったわけ
別府のスナックから、新しい町の魅力を発信するプロジェクト、APU学生の「地域創生」、ご期待下さい!   僕が仲間と作った大分県CMと、APUのプロモーションビデオ、日本の皆さん、タイの皆さん、世界の皆さん、見てください
オープンキャンパスでAPUの説明をした高校生が翌年入学してきてくれて、再会したときの喜び、忘れられません   夢は、2020年東京オリンピックの通訳!
笑って、泣いて、日本語に磨きをかけたい
高1のサマーキャンプで一目惚れ
留学生とこんなに距離が近い大学は、他にない
     

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