アジア太平洋学部 3回生
犬井理紗さん

犬井理紗さんは高校まで獣医志望でした。ところがタイに留学する機会を得て、動物のお仕事をマネジメントする、というのが面白いと気付きます。そこで選んだのがAPU。3年後、彼女は再び、タイへと留学します。3年の間にAPUで学んだこと。それは本当に有用なグループ学習の方法論でした。
出身は、横浜です。
動物が大好きでずっと獣医になりたかったんです。
なのに、なぜ獣医学部のないAPUに進学したのかというと、こんなきっかけがありました。
高校3年生のときにタイに留学する機会がありました。獣医として直接動物の面倒をみるだけじゃなく、たとえば動物園のマネジメントや、あるいは観光のかたちで動物とふれあうだとか、もっとビジネスの視点で動物と付き合えるんじゃないかな、と意識が変わりました。
タイから戻ってきたとき、実はAPUのことはほとんど知らなかった。せっかくタイ語も学んできたので、タイ語を活用できる大学はどこだろうかとグーグルで検索して探しました。そこで検索に引っかかったのがAPUだったんです。
APUの存在を知った私は、大学にあるとあるNGOのことが気になって、高校3年生の秋、APUの学園祭に横浜から足を運びました。プレンゴというNGOでタイの農村地区で教育改革を行っているんです。タイ語を活用できるし、よし大学に入ったらこのNGOにも参加しよう、とそこまで決めて、AO入試でAPUに入学しました。
APUの生活で楽しいのは、世界中の人たちと交流できるというのはどなたもおっしゃると思うのですが、それに加えて、日本のいろいろな地方から来た人とおしゃべりするのが実は楽しいんです。東京に上京すると、みんな方言で話すのをやめちゃいますよね。ところが、APUは別府の田舎にあるから、誰もが物怖じせずに、自分の故郷の方言をそのまま使ってしゃべっちゃう。これがとっても新鮮です。
「APU入門」という授業でTA(ティーチングアシスタント)を務めた際、
最終プレゼンテーション後に受講生と一緒に
青森県の伝統舞踊を踊る荒馬緒の皆と11月に行われた天空祭(学園祭)にて
APUで一番役に立ったのは、GLUE*で実践した協同学習ですね。
グローバル化が進む中、今まで話したこともない国籍も趣味も性別も違う人たちとコミュニケーションして、その都度最善の改善を実現する。そんなコミュニケーションの力をつけるのに打ってつけなんですね。
* GLUE…APUと米国のセント・エドワーズ大学(SEU)が実施するグローバル協働教育プログラムの略称
GLUEでは、グループ単位の協働学習をたくさん行います。文部科学省の支援も受けているそうです。このプログラムに参加して目からウロコが落ちたのは、それまで私が大学でやっていた自然発生的なグループ学習はたいがい間違っているということでした。
たいがいのグループ学習では、せっかくグループを組んでいるのに、お互いがいいたいことだけを言って、おしまい、というケースが大半になってしまうそうです。GLUEでは、先生がついて、まずはメンバー全員が自分の意見をそれぞれのグループの中で伝える、ということを教えてくれます。
するとたとえば4人のグループだと、4つばらばらの意見が出る。
これが素晴らしい。
4人のアイデアをたった1つに収斂する。結果、1人では思いもつかなかったすごいアイデアに昇華されたりする。それが、GLUEの良いところだと思います。よくできたところです。
GLUEプログラム で、米国セント・エドワーズ大学にて実施された
約2ヶ月間の留学プログラムに参加した際、プログラムの修了式にて
大学3年生になって、再びタイに留学することを決めました。APUの提携校との交換留学です。私が留学先に志望したのはバンコクにあるタマサート大学。チェラロンコン大学と並んで、タイのトップ校です。ここで観光学をみっちり勉強したい。なぜ観光学かというと、高校時代からの夢に対して、当時思っていたのとは別のアプローチで近づきたい、と考えたからです。高校時代は冒頭に申し上げましたように獣医さんになろうと考えていました。動物系の仕事がしたかったので。
犬井さんお手製のAPUでの生活を手書きで表した図
でも、今考えているのは、動物と観光をむすびつけたビジネスです。私は勝手にアニマルツーリズムと名付けました。アメリカなどでは、自然保護をした地域を観光資源化して、保護地区に収益を還元する、エコツーリズムが盛んですが、アニマルツーリズムはまさに動物に絞ったエコツーリズムともいえます。
大分には素敵な水族館があります。「うみたまご」。別府の海岸沿いに。ここにはハナゴンドウというイルカの仲間が泳いでいて、もうとっても可愛い!年間パスポートまで買っちゃいました。「うみたまご」には毎週のように行くんですが、そこでいろいろ考えます。
ハナゴンドウのカエデちゃん
理想の水族館や動物園のマネジメントってどんな風に行われているんだろう?
アメリカだと水族館の入園料の何割かは動物の保護活動などに寄付されたりします。では、日本ではどんなマネジメントをするのが水族館や動物園にとってベターなのか。タマサート大学でぜひ学んできたいことです。
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田舎で世界を学べば、 「和の心」を持った国際人になります |
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「アジア太平洋」を丸ごとキャンパスに そこから未来のリーダーを輩出していく |
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APUは日本の中の「世界」でした
だからイノベーションが生まれ続けるんです |
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ため池にクヌギ林にシイタケにサンショウウオ! APUパワーで、大分・国東半島を世界農業遺産へ | |
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