アジア太平洋学部 4回生
シン・ドンウクさん

APUのアドミッションズ・オフィスの学生スタッフとして、入学式の写真を撮影していたシンさん。お仕事の合間に、ちょっと話を聞かせていただきました。高校時代もアメリカに留学し、これまでに世界各国を旅行してきたシンさんですが、APUの国際的なキャンパスはこれまで経験してきたものとはまるで違ったと言います。
インタビューですか? ええと、僕なんかでいいのかな。日本語もそんなに自信がないし……でも、せっかく声をかけていただいたので精一杯答えますね。
シン・ドンウクと申します。韓国から来ました。いま、4回生です。日本にAPUという大学があることは、韓国の知り合いから聞きました。ウェブサイトなどで調べるうちに、すごく国際的な環境の中にある大学だと知りました。そこにグッときて、入学申請をしたんです。
母校の高校からAPUに進学したのは僕が初めて。僕が入学してから、母校でもAPUの進学説明会が開かれるようになりました。
もともと海外に出て勉強したいという気持ちは持っていました。韓国は小さい国なので、もっと広いところに出たいと思っていたんです。
高校時代にもアメリカのウィスコンシン州の高校に留学していました。だから、韓国の高校には1年しか通っていません。
留学もそうですし、大学に入る前から僕は何カ国も旅行で行ったことがありました。ある程度、国際的な環境は経験してきたつもりだったんです。でも、APUほどの多文化環境はこれまで見たことがありません。何十カ国というさまざまな国籍の人が1つのところに集まっているなんて、そんなところは他になかった。海外のどんな国でも実現できていない環境です。
APUには2010年の4月の入学時に初めて来ました。田舎にあることは特に驚きませんでした。留学していたアメリカの高校も、相当田舎にあって周りに牛などがいたので。
しかし、大学がこんな山の上にあるとは思いませんでした。来る前は、自転車に乗って通学しようと思っていたんです。でも、一度トライしてみたら、大学に着いたときにはヘトヘトになってしまって。もう、今すぐ帰りたい、という気持ちに(笑)。というわけで、自転車通学は諦めました。
でも高いところにあるからこそ、キャンパスはすごくきれいで眺めもいい。それは素晴らしいことだと思います。
1回生のときはAPハウス(寮)に住み、日本人とルームシェアをしました。すごく楽しかったです。彼とは料理をしたり、いつも一緒に遊んでいました。旅行に行ったこともあります。偶然選ばれたルームメイトですが、本当に良い友達になれました。
ゼミ授業のディナーの写真です。
一緒に授業を取っている韓国、ネパール、インドネシア、中国、タイ、ベトナムの学生が
(教授はフィリピン人)それぞれ自分の国の料理を作り、ご飯を食べながらディスカッションや
研究の話をするチャンスでした。毎セメスターやります。
APUにいる日本人はとても積極的です。みんな、英語を身に付けたいという意欲を持っている。だから、日本人の友達と話すときは、彼らは英語で話し、私は日本語で話し、お互いに勉強します。
私は日本語の授業を取り終えたあと、中国語も2年間勉強しました。英語は留学していたからある程度話せます。
APUにはバイリンガルどころではなく、3つ以上の言語を扱える人がごろごろいるので、語学の勉強にも気合が入ります。
いま、日本人の若者はあまり海外に出たがらないと聞きました。でも、APUにいる限りそんな印象は全然受けません。むしろ、どこでもいいから海外に出たい! という人ばかり。それは私も同じ気持ちです。
ここにいるAPU生は、何人かの人だけではなくみんなそうだと思います。だから、魅力的なんです。
僕は以前から開発援助をする国際機関で働きたいという思いを持っていたので、アジア太平洋学部(APS)を選びました。
そもそもAPUの開学の目的は、これからのアジア太平洋地域を担うリーダーの育成です。それにも共感し、自分の興味関心のあることについて、より深く学べるのはAPSだと思ったんです。
今は環境と開発を専門に勉強しています。フィリピン出身の先生のゼミに所属し、持続可能な開発援助とはどういうものかを研究しています。
大学に入ってから、東南アジアのいくつかの国を旅行しました。今年の春休みはネパールに行ってきました。すごく貧しい国ですが、発展の可能性がたくさんあると感じました。自然も豊かで、観光地としてもとても魅力がある。
びっくりしたのは、東南アジアはどこに行っても日本企業がたくさん進出していること。日本のJICA(国際協力機構)の活動も活発です。改めて、日本から学べることはたくさんあると思いました。
バリはすごくきれいな島ですが、リゾート開発が進んで、自然が消えつつあります。ただ、開発を進めれば住民が豊かになるというものでもない。リゾートが増えれば、確かに観光客も増え、経済的にも発展します。
けれど、リゾートに入ってくるお金は、地元の住民にまでは届かない。貧しいコミュニティーがお金を得られるような開発というのはどういうものなのか。そんなことを考えています。
ゼミには、ネパール人、タイ人などさまざまな国の学生がいます。ディスカッションでは、開発途上国の国民としての意見も聞ける。これがすごく参考になります。お金を払う国の観点と、お金をもらう国の観点。1つのゼミにリアルな各国の視点が存在している。これはAPUならではの学習環境だと思います。
ちなみに、僕はダイビングを趣味でやっていて、東南アジアの国々の海にも潜ったことがあります。なかでも素晴らしかったのは、インドネシアでした。実はそこ、APUでできたインドネシア人の友達の実家がリゾート経営をしていたので、遊びに行ったんですよ。食事と宿泊費は全部無料になって、すごくお得でした(笑)。世界各国に友達がいると、旅行もぐっと楽しくなります。
APUで知り合った友人のコネクションは、財産だと思います。卒業後は、日本で働く人、海外に行く人、自国に帰って就職する人など、さまざまです。ネットワークができるのが、APU生であることの大きな強みです。
将来は、日本のJICA(国際協力機構)や韓国のKOICA *(韓国国際協力団)のような、国際機関で働きたいと思っています。まずは、KOICAのインターンシップに申し込んでみようと思うんです。APUの先輩も1人、そのインターンシップに参加しているんです。
* Korea International Cooperation Agencyの略称
2014年安藤百福名誉博士奨励賞と安藤百福名誉博士栄誉賞を受けるAPUの学生たちと(私も受けました)
日清株式会社訪問として2015年3月に横浜のカップヌードルミュージアム
安藤百福発明記念館を訪問した時の写真です。
そして、国際機関に勤めるにはまだまだ勉強が足りないと感じており、まずは大学院に進学しようと考えています。
アメリカ、アジアと留学したので、今度はヨーロッパの方の大学に行きたいですね。
僕がAPUのネットワークを仕事に生かせるのは、もう少し先になると思います。でも、そのときにはきっとみんな世界中で活躍しているはず。友達と再会して、一緒にアジア太平洋地域の発展に貢献できたら、そんなうれしいことはありません。
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田舎で世界を学べば、 「和の心」を持った国際人になります |
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「アジア太平洋」を丸ごとキャンパスに そこから未来のリーダーを輩出していく |
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APUは日本の中の「世界」でした
だからイノベーションが生まれ続けるんです |
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ため池にクヌギ林にシイタケにサンショウウオ! APUパワーで、大分・国東半島を世界農業遺産へ | |
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