社員とAPUの学生が2泊3日で共同研修
通常業務では得られない学びが、そこにある

三菱UFJリース株式会社
執行役員国際部長 水谷真基さん

海外拠点の社員を別府で"缶詰"にして惹きつける

ここで、私たちが行っているリース事業についてお話します。

学生さんにはよく、「リースは金融と物流のあいだにある事業だ」と説明しています。わかりやすいのは、コンピュータや航空機など実需としてリース対象物件を貸す、という事業。航空機は大型で1機150億円くらいから小さくても40~50億円はします。こうした機材を現金で買えるのは、個人はもちろん企業でも滅多にありません。そこで、リースの出番です。リース物件として貸し出すということは、そのときに工面できないお金を貸すことにもなる。ここが金融としての機能です。

また、リース物件の中には資産価値が高い物件もあります。リース物件が返却された場合、また次のお客様に貸し出したり、中古市場で売却したりします。この受け渡し の部分は、物流機能です。

今、弊社には4兆5000億円強の営業資産があります。これだけの金額になるのは、航空機や船舶などの高額物件のリースがあるからです。そのうち3割が海外資産ですね。日本企業が海外に進出する際に、ファイナンス機能の一つとして、リースが重要な調達手段の1つになるのです。

私たちは海外に18の拠点を持っています。そこで働いているスタッフが500人強。このうち460人は現地で採用しています。彼らをナショナルスタッフと呼んでいますが、この460人にできるだけ長く働いてほしいんですね。そのためには、三菱UFJリースグループがいかに魅力的な場所かを発信し、教育もしなければいけない。

各海外拠点での教育もしていますが、それだけでは十分ではありません。

そこで現地のナショナルスタッフを日本の本社に呼んで、教育と指導と長期雇用のための魅力作りとを兼ねた施策を実施しました。

その一環が、2013年から始めたAPUでの短期研修です。

内容はかなりタフで、MBAのコースを2泊3日に凝縮したような内容です。

初年度は、ロジカルシンキングと異文化コミュニケーションに重きをおき、ディスカッションおよびプレゼンを行いました。2014年はさらにリース業界につながるようなファイナンスの面も盛り込んで、ファイナンスの具体的なケーススタディを取り扱いました。

企業研修でのケーススタディの様子

プレゼンを行うAPUの学生達

参加メンバーはナショナルスタッフ5~6人。上海、香港、シンガポール、バンコク、ジャカルタ(2拠点)、北米の7拠点から拠点長の推薦を受けたスタッフを呼んでいます。

アジアの拠点が多いのは、自動車産業などでやはり日本企業が多数進出しているからです。工場にある機械関係のものは、リースで導入する場合が多いのです。

さらに国内の社員6人ほど、APUの現役学生さんにも7人ほど参加してもらい、ナショナルスタッフ・国内社員・APU学生の3名で1グループを作り、そのグループ毎にケーススタディに取組みます。国内の社員に向けては、海外でグローバルに事業を展開していることを、肌で感じてもらう、異文化コミュニケーション能力を身に付けるという目的があります。

リーダーシップでの体験

東京や大阪といった大都市に行くわけではない、というところもポイントです。泊まるのはAPUの敷地内にあるAPハウス(寮)。別府で缶詰になることに意義がある。みんなで、同じ釜の飯を食うわけです。

社内のグローバル化にAPUの環境を活用していきたい

参加したナショナルスタッフ、そして国内の社員は終わると「厳しかった……!」とぐったりしていました(笑)。事前に大量の英語の文書を読み込み、それに対して自分なりの考えをまとめ、それについて英語でプレゼンテーションをする。まさに超短期の本格的なビジネススクールなので、ハードなのは当然です。APUの学生さんからも、鋭い質問がどんどん飛んできます。それに答えるため、普段の仕事では考えないようなことまで掘り下げて考えるのがきつかった、という声もありました。

研修終了後の集合写真

研修終了後の表彰

でも、きついからこそ面白いんですよね。ナショナルスタッフにとっては、日本という国に来ること自体が新鮮ですし、そこでアカデミックなテーマで頭を使うのは、他ではできない経験だと思います。国内の社員は、ナショナルスタッフやAPU学生など多国籍の魅力的な人と交流し、いい意味のカルチャーショックを受けるようです。アンケートでは、ナショナルスタッフ、国内社員ともに、自社の社員やAPU学生と文化や思考の違いについて分かり合えたことが非常によかったと書いている人がたくさんいました。

私も第1回、第2回と研修を見学したのですが、参加メンバーは全員すごく真剣で、いつもは見られない力を発揮していたように思います。とにかく熱気があり、そこにインパクトを受けました。

研修プログラムには、私の講演も組み込まれています。研修に参加していない学生さんたちにも集まってもらいました。

水谷部長による講演会の様子

ナショナルスタッフに改めて自社のことを知ってほしいのはもちろん、この講演をAPUの学生さんの採用にもつなげたいと思っています。学生さんがリース事業に直接接することは、ほとんどないでしょう。この講演で初めて三菱UFJリース(株)の名前を知るという学生さんも多くいます。それをきっかけに弊社を就職先として意識してくださる方もいますし、学生さんを起点として、世界各国に散らばる卒業生たちとのネットワークも築いていきたいと考えています。それが、現地採用にもつながっていくからです。

研修に参加する人数は、今後もっと増やしていきたいと思っています。海外拠点を含めたグローバルな組織づくりを急いでいるからです。

もう少し長期間、たとえば半年くらいの期間を設けて、社員をAPUに留学させることも考えています。人材の層が厚くなったらぜひ実現したいですね。学部生でこれだけの留学生がいる大学というのはほかにないからです。国際経営学部だけでいうと、65%と半数以上が留学生。しかも、非常に優秀な学生ばかりです。社員の意識、そして社内組織全体のグローバル化に、APUの環境が重要な役割を果たすと考えています。

日本で学んだ「助け合い」を、
祖国ナイジェリアにも伝えたい
  ゼミはまるで国際会議
開発援助の可能性を、よりリアルに議論できます
人と違っているからこそ、面白い
それを教えてくれたのはAPUでした
  APUのネットワークは特別
困ったら絶対に助けてくれる、私も助ける
インドネシア人コミュニティリーダーとして
大分と別府に貢献していきたい
  ものすごく多くのチャンスがあって、自分の可能性を広げられる
それがAPU
入学と同時に「英語」漬けで、APUからポルトガルの大学へ で、分かった。うちの大学のグローバルぶりは世界一!   獣医さん志望だった私が、九州別府の国際大学とタイを往復するようになったわけ
別府のスナックから、新しい町の魅力を発信するプロジェクト、APU学生の「地域創生」、ご期待下さい!   僕が仲間と作った大分県CMと、APUのプロモーションビデオ、日本の皆さん、タイの皆さん、世界の皆さん、見てください
オープンキャンパスでAPUの説明をした高校生が翌年入学してきてくれて、再会したときの喜び、忘れられません   夢は、2020年東京オリンピックの通訳!
笑って、泣いて、日本語に磨きをかけたい
高1のサマーキャンプで一目惚れ
留学生とこんなに距離が近い大学は、他にない
     

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