ソニーセミコンダクタソリューションズ
半導体と水、未来へつなぐソニーのものづくり
ソニーグループで半導体事業を担うソニーセミコンダクタソリューションズグループは、半導体製造に欠かせない水資源を大切に使い、地域社会と共に保全にも取り組んでいる。展示ブースやワークショップを通して、半導体技術と、半導体づくりに必要な水の重要性について紹介した。
地域と共生する半導体製造と水保全
ソニーセミコンダクタソリューションズグループは、「電子の眼」として社会を支えるイメージセンサーなどの半導体製品を数多く手掛けている。
半導体の製造過程では水が必要不可欠となるため、工場内での水使用量削減、再利用、排水管理に取り組む。また、熊本では2003年から「使った水はきちんと戻す」という考えのもと、農地に水を張り、地下へ浸透させる地下水涵養の取り組みを通じて地域の水循環にも貢献している。
展示ブースでは、こうした水資源への取り組みを紹介するパネルや、シードペーパー※を使用した塗り絵付きのリーフレットを配布。また、イメージセンサーが捉えた海中の3DCG映像をソニーの空間再現ディスプレイで立体的に楽しめる技術デモを展示した。
※古紙100%の再生紙に花やハーブの種を漉き込んだ、植えると発芽し紙は土に還る環境配慮型の紙。
ものづくりを楽しく学ぶカードゲーム
小学生を対象にしたワークショップでは、半導体づくりと水資源の関係性を楽しく学ぶことができる、オリジナルのカードゲームを実施した。
このカードゲームは、「超純水」を軸に、「電気」「ウェーハ」「エンジニア」という、半導体製造に不可欠な4つのカードを集めるもの。一式をそろえると手に入る「半導体カード」を、できるだけ多く集めたチームが勝利するという仕組みだ。ゲーム終了後には、「水はものづくりにとっても地域社会にとっても大切な資源。水を守りながらものづくりに取り組むことが、未来の豊かな暮らしや社会につながる」とメッセージを送った。
「セミコンマスター」を目指し、カードゲームに熱中する児童たち。各チームにはソニーセミコンダクタソリューションズのスタッフが入り、ゲームの進行をサポートした
今回のワークショップを企画した、経営戦略部門 コミュニケーション戦略部の水町夏子氏は「手を動かして遊びながら、ものづくりの面白さを疑似体験できるような企画を目指し、ルールも工夫しました」と話す。
実際に児童たちは、ゲーム途中で発生するトラブルにも、涵養や節水などの水を守るアクションカードを上手に活用しながら、半導体カードを獲得して歓声を上げていた。
「チームで取り組むことで、半導体づくりや水保全には多くの人の協力が欠かせないことも体感してもらえたのではないでしょうか」と水町氏は語った。