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[コージェネ大賞2018] 分散型エネルギーで強靭化 コージェネシステムの一層の普及と技術開発進展を(前編)

[コージェネ大賞2018] 分散型エネルギーで強靭化 コージェネシステムの一層の普及と技術開発進展を(前編)
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2019年2月6日(水)公開
 

コージェネ財団(一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター)は「コージェネ大賞2018」の各賞を選定し12月に発表した。電気と熱を生み出すコージェネレーション(熱電併給)システムの特性を生かした省エネ・省CO₂(二酸化炭素)性の高い案件が受賞した。技術的な先進性に加え、BCP(事業継続計画)対応や地域活性化への貢献など社会・経済・産業分野に与えるインパクトも大きなものがそろった。前編では、コージェネ財団理事長で、東京工業大学特命教授/名誉教授の柏木孝夫氏による解説とともに、民生用部門の受賞案件を紹介する。

解説:コージェネは分散型エネルギーシステムの要となる存在

柏木孝夫(かしわぎ たかお)氏
柏木孝夫(かしわぎ たかお)氏
コージェネ財団理事長
東京工業大学 特命教授/名誉教授
専門はエネルギー・環境システム。経済産業省の総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会長などを歴任し長年、国のエネルギー政策づくりに深くかかわる。現在、同調査会の省エネルギー・新エネルギー分科会長、基本政策分科会委員、総務省の「自治体主導の地域エネルギーシステム整備研究会」の座長などを務める。主な著書に『コージェネ革命』『超スマートエネルギー社会5.0』など。

 コージェネ大賞はコージェネ財団が優れたコージェネレーションシステムを表彰するもの。コージェネの有用性を社会に広め、普及を促進する狙いがある。7回目となる今回は計31件の応募から「民生用部門」6件、「産業用部門」6件、「技術開発部門」4件を選定。各部門で「理事長賞」「優秀賞」「特別賞」を決定した。

 昨年、閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」では、効率的な熱利用や強靭化等に貢献する自立・分散型システムとしてコージェネが記載された。昨年後半に頻発した、大規模な災害による停電でも多数のコージェネが活躍したことは記憶に新しい。省エネ・省CO2やBCP対応に貢献し、不安定な再生可能エネルギーの調整機能を担えるコージェネは分散型エネルギーシステムの要となる存在。果たすべき役割は大きく、一層の普及と技術開発の進展に期待したい。

 
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コージェネ財団は、SDGsの推進およびコージェネのSDGsに対する貢献の紹介を目的として、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構 理事長 村上周三氏を顧問に、東京農工大学教授 秋澤淳氏を主査とし会員企業より構成するワーキンググループを設立し、「コージェネレーションのSDGsへの貢献 参照ガイド」と「コージェネ提供価値アイコン」を作成、これを広くご利用いただけるようにいたしました。

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