スペシャルリポート

[コージェネ大賞2017] 分散型&熱利用でエネルギーを「地産地消」あらゆる技術の結集が急務(後編)

[コージェネ大賞2017] 分散型&熱利用でエネルギーを「地産地消」あらゆる技術の結集が急務(後編)
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2018年2月21日(水)公開
 

コージェネ財団(一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター)は、「コージェネ大賞2017」の各賞を選定、12月に発表した。熱と電気の供給を一括して最適運用し、省エネと省CO2(二酸化炭素)を実現する先進事例などが受賞した。技術的な先進性に加えて、企業における総合エネルギー効率を高める取り組みや災害時の対応力なども評価された。この後編では、産業用部門と技術開発部門の受賞案件を紹介する。

産業用部門:電力自己託送制度で離れた工場に電力を供給

 日本キャンパックは、各種飲料の調合から充填・包装・物流まで一貫して行う国内有数の受託充填企業。群馬県内に4カ所の生産拠点を構え、年間29億本を生産している。同社はこれまで、各工場単位でエネルギーの最適化に取り組んできた。今回、群馬第1工場に新たに大型のコージェネ設備を導入。余剰電力を電力自己託送制度を使って、数十km離れた赤城工場に供給。製品品目・生産量によって変動する4工場全体のエネルギーバランスを最適化した。年間ベースで消費エネルギー・CO2排出量ともに16%の削減を実現する。日立製作所はシステム構築、日立キャピタルは設備の資金面を担当した。

(左)日本キャンパック群馬第1工場(右)8MWのガスタービンと5MWのガスエンジンを備えた自己託送発電設備

■理事長賞

企業内複数工場間の自己託送を活用した熱・電エネルギーリバランスの実現
~日本キャンパックの改善事例~(群馬県邑楽郡)
(株)日本キャンパック/(株)日立製作所/日立キャピタル(株)

(左)日本キャンパック群馬第1工場(右)8MWのガスタービンと5MWのガスエンジンを備えた自己託送発電設備
 

■産業用部門 その他受賞者

  案件名 申請者
優秀賞 IoTとの組み合わせでエネルギー供給リスク回避と省エネの両立を実現したコージェネレーションの導入
~富士電機山梨製作所への導入事例~
(山梨県南アルプス市)
富士電機(株)
富士グリーンパワー(株)
三菱重工相模原製作所におけるコージェネ設備の有効利用を目指した先進的且つ多様な取組
(神奈川県相模原市)
三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株)
「絶対に生産を止めない工場」にするための“徹底的”なBCP&省エネ対策事業
~サン・トックス関東工場の改善事例~
(茨城県潮来市)
東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)
サン・トックス(株)
特別賞 高効率CGS・ジェネリンクと既存設備を融合させた電力・冷温水の融通システム
~アイダエンジニアリングの改善事例~
(神奈川県相模原市)
アイダエンジニアリング(株)
コージェネレーションのシステム化による効率向上と温室効果ガス排出量低減
~曙ブレーキ工業の改善事例~(埼玉県羽生市)
曙ブレーキ工業(株)
 
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経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が取りまとめた「第5次エネルギー基本計画(案)」が公開され、当財団としてパブリックコメントを提出いたしました。その結果および「第5次エネルギー基本計画におけるコージェネの位置づけ」について、資料を取りまとめております。

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