
コージェネ財団 理事長 柏木孝夫
開会に当たり、コージェネ財団の柏木孝夫理事長が登壇し挨拶した。「政府が掲げる『2050年カーボンニュートラル』の実現に向けては、リアリティあるトランジション(移行)が求められる。最も重要なのは省エネ。コージェネは、電気と熱を同時に生み出し、20%程度の省エネを実現する即効性のある脱炭素テクノロジーであり、果たし得る役割は極めて大きい」と、さらなる普及促進を誓った。
基調講演で登壇した経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長の茂木正氏は、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー政策を説明した。10周年記念講演では日本建築センター顧問で前内閣総理大臣補佐官の和泉洋人氏が「科学技術・イノベーションの役割」について語った。
10回目を迎えた「コージェネ大賞」の2021年度の表彰式も行われ、民生用部門、産業用部門、技術開発部門で理事長賞を受賞した事業者が、それぞれの取り組みを紹介した。

コージェネ財団 専務理事 武田晃成
ICEF(Innovation for Cool Earth Forum)運営委員会議長で元国際エネルギー機関(IEA)事務局長の田中伸男氏、電源開発執行役員の中山寿美枝氏と柏木理事長による鼎談では、「カーボンニュートラルに向けた日本のトランジション戦略」をテーマに議論が進んだ。
閉会の挨拶に立ったコージェネ財団の武田晃成専務理事は「我々はエネルギー変革期のとば口にある。資源を輸入に頼る日本は国際間の動きを注視し、産業競争力を保ちつつ脱炭素化を進める必要がある。今後も財団はコージェネを中心にエネルギー利用について幅広く情報提供をしたい」と抱負を述べシンポジウムを締めくくった。