スペシャルリポート

コージェネのSDGsへの貢献と
海外視察報告について
時代の潮流見据え、
さらなる普及を推進へ

タイ、シンガポールでのコージェネ導入事例

 続いて登壇した東京ガスの小川哲史副課長は2018年9月にコージェネ財団の調査団が行った海外視察を報告した。エネルギー需要が旺盛になっている東南アジアにおいて、コージェネを組み込んだエネルギー事業の先例を紹介した。

 タイで調査団はNS-OG Energy Solutions(Thailand)Ltd.(NSET)がエネルギーサービスを提供するThai Honda Manufacturing Co.,Ltd.を訪問。タイ国内で省エネの意識はまだ低いが、停電時にコージェネが100%自立運転に成功し、工場の安定操業に貢献していることから、「電源安定性を訴求することでコージェネ普及が進められるのではないか」との考察を示した。

 シンガポールでは国立公園Gardens by the Bayのエネルギー供給プラントと政府系投資会社Sembcorp社がジュロン島内に所有する400MWの発電設備を視察した。小川副課長は「シンガポールの政策は『生産性ある事業への投資』が基本。エネルギー分野も対象となっている。2019年には炭素税を導入予定」とコージェネ普及の可能性が大きいことを示した上で、「地震、津波、台風など自然災害のリスクはほとんどなく、BCP(事業継続計画)のニーズは低い」と整理し報告を終えた。

東京ガス エネルギー企画部エネルギー計画グループ 副課長 小川哲史 氏

東京ガス エネルギー企画部エネルギー計画グループ 副課長 小川哲史 氏
 

 
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コージェネ財団は、SDGsの推進およびコージェネのSDGsに対する貢献の紹介を目的として、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構 理事長 村上周三氏を顧問に、東京農工大学教授 秋澤淳氏を主査とし会員企業より構成するワーキンググループを設立し、「コージェネレーションのSDGsへの貢献 参照ガイド」と「コージェネ提供価値アイコン」を作成、これを広くご利用いただけるようにいたしました。

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