インタビュー

既存施設でスマートエネルギーネットワーク
高効率コージェネ導入などでチャレンジ

ZEBとBCPを両立させるスマートエネルギーネットワーク

 コージェネは熱と電気とを同時に供給するシステムであり、エネルギーを高効率に利用する仕組みだ。総合エネルギー効率は75~80%にも及ぶ。4階建ての屋上で稼働しているエンジンはリーンバーン(希薄燃焼)ミラーサイクル方式によりクラストップの発電効率41.8%を実現。さらに、「その排熱は地下の吸収式冷凍機に送り徹底的に使い切ります」と平岡氏は説明する。

東京イースト21のスマートエネルギーネットワークの全体像

東京イースト21のスマートエネルギーネットワークの全体像
 

 ところで、環境を追求する鹿島は、2020年を目標にZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の実現を目指している。その一方で、東日本大震災以降に気運が高まった、いわゆるBCP(事業継続計画)にも力を入れている。

 ZEBと、BCPに必要な非常用電源の確保は、「二律背反にもなります」(平岡氏)。この2つを両立させるのが、スマートエネルギーネットワークなのである。

 東日本大震災以降、非常用電源として、軽油を燃料とするディーゼル発電機の需要が急増した。だが、ZEBの実現に寄与するだけではなく、BCPのための非常用電源としても、コージェネシステムは、実は大きな優位性を持つのだ。

 
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