スペシャルリポート

スマートシティ実現に向けて~IoTからIoSへ~
オープン化の波に対応しエネルギー分野の大変革を

イノベーションは技術と制度の開発から生まれる

 世界が目指す方向に進むために大事なのは技術開発と制度開発です。どんなに良い技術を開発しても、制度を上手につくらなければ物事はうまく進みません。それはエネルギーの分野でも全く同じです。

 日本で制度開発がうまくいかなかった事例に高速道路のETCが挙げられます。数キロ先から時速20㎞ぐらいで走ってくるクルマを電波でとらえ、料金が清算されると開閉バーを開くというETCは極めて高い技術が詰まったシステムです。

 シンガポールはETCを高く評価し、同じシステムを導入しました。ただし、日本と違い、すべてのクルマにETCを搭載することを義務づけることと決め、開閉バーはつけませんでした。こうすると、高速道路の出入り口にゲートは不要になり、人を配置せずに済むようになります。今、シンガポールは特定の道路にいるクルマから料金を徴収し、このシステムを渋滞緩和に役立てられないかという社会実験を行っています。

 社会を変えるには技術だけでなく制度設計まで踏み込んで考える必要があります。日本では制度面の改革が積み残されがち。イノベーションの出口戦略が弱いと言わざるを得ません。

坂村健氏は説明画像を使ってIoS(Internet of Services。サービスのインターネット)の概念を「モノ、ヒト、サービスがネットワーク、APIでつながる世界」とわかりやすく解説。「そうした世界をSociety 5.0というのであれば、われわれが目指すものと同じ」とする。IoSによって新しい産業を創出するため、中小企業も含めたオープンAPIの産業連携プラットフォームをつくるべきで、契約を含むすべてのビジネスプロトコルの電子標準化も必須だと説いている。

坂村健氏は説明画像を使ってIoS(Internet of Services。サービスのインターネット)の概念を「モノ、ヒト、サービスがネットワーク、APIでつながる世界」とわかりやすく解説。「そうした世界をSociety 5.0というのであれば、われわれが目指すものと同じ」とする。IoSによって新しい産業を創出するため、中小企業も含めたオープンAPIの産業連携プラットフォームをつくるべきで、契約を含むすべてのビジネスプロトコルの電子標準化も必須だと説いている。
 

 
前ページ前ページ 123 次ページ次ページ
 
スペシャルリポート 記事一覧
 
 
 
News & Topics

経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が取りまとめた「第5次エネルギー基本計画(案)」が公開され、当財団としてパブリックコメントを提出いたしました。その結果および「第5次エネルギー基本計画におけるコージェネの位置づけ」について、資料を取りまとめております。

詳細はこちら詳細はこちら

一般財団法人
コージェネレーション・
エネルギー高度利用センター

〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-4
アーバン虎ノ門ビル4階
TEL. 03-3500-1612
FAX 03-3500-1613