スペシャルリポート

[コージェネシンポジウム2017レビュー2]
基調講演
電力・ガスシステム改革の動向と展望

各部門の最適化と販路が鍵に

「顧客に対する販路となるコンタクトポイントを持っているのが、ガス会社の特徴であり、今回の自由化における強みです」(山内氏)
「顧客に対する販路となるコンタクトポイントを持っているのが、ガス会社の特徴であり、今回の自由化における強みです」(山内氏)

 ガス事業の特徴は、完璧なまでの垂直統合モデルだという点です。垂直統合されている場合には、生産過程が全て1つの組織になっていて、マーケットで発生する取引コストを小さくできるため、極めて合理的なシステムと言えます。かつてのシステムでは、導管ネットワークも含め1つの組織の中にあり、マーケットではなく組織内で最適化を図っていました。

 要するに、今回のガスシステム改革というのは、この垂直統合を分断して、調達の部門と小売りの部門とを自由化するということです。ですから、これまで垂直統合の中で全体最適を図ってきたものを、分断される中でどのように最適化するかということが、企業としては、次の段階における1つのポイントとなります。

 もう1つは、顧客に対する販路となるコンタクトポイントを持っているのが、ガス会社の特徴であり、今回の自由化における強みです。これをどのように生かしていくのかという点が、今後の企業戦略として非常に重要になります。逆に言うと、例えば電力会社などの競争相手から見れば、顧客にどのようにコンタクトするかということがポイントです。

 
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来る2月15日、コージェネ財団は、「IoTネットワークによる超スマートシティへのアプローチ」をテーマに、「コージェネシンポジウム2018」を東京・千代田区のイイノホールで開催します。翌16日には、テクニカルツアーも実施します。ぜひご参加ください。

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