スペシャルリポート

カーボンニュートラルに向けたトランジションへの提言
DXとGXを一体化した“異次元の”省エネに
コージェネが貢献

太陽光と燃料電池で日本はプラットフォーマーに

柏木:GX基本方針では、「アジア・ゼロエミッション共同体」(AZEC)構想を実現し、アジアの GXを一層後押ししようとしています。どういう狙いがありますか。

森本:日本だけがCO2を排出削減しても、温暖化を防ぐことはできません。日本が苦しんでいる状況とアジアの途上国が苦しんでいる状況は似たところがあります。途上国でも使える技術やシステムをつくれば、市場を広げる上でも意味があります。オーストラリア、アジアを含めた構想を持つのは非常に良いことだと思います。

柏木:太陽光と燃料電池を組み合わせれば、電気とお湯を生み出すことができます。日本は最も重要な固体酸化物形燃料電池(SOFC)を商品化しています。このシステムを輸出すれば、カーボンニュートラルの実現を目指す世界でプラットフォーマーになれると期待できますが、いかがですか。

森本:太陽光と燃料電池のパッケージは日本の技術輸出の重要なツールの1つだと思います。その際は、決してバラバラで売らないこと。組み合わせ、システムにすることが大事です。

柏木:日本はこれまでモノで勝ち、ビジネスで負けることが多々ありました。モノで勝ち、システムでも勝ち、最終的にビジネスでも勝つことが重要です。

小西:今年、東京ガスは成田国際空港とともに、グリーンエナジーフロンティアという事業会社を設立しました。エネルギープラントの更新、最新のエネルギーマネジメントシステムの導入、大規模太陽光発電設備の整備、水素の導入などにより、2050年に成田空港に供給するエネルギーの脱炭素化を目指します。

 24時間365日稼働する空港は、エネルギーの安定供給が不可欠です。その空港の脱炭素モデルを世界に先駆けて構築します。

太陽光と燃料電池で日本はプラットフォーマーに

 
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